採用・企業発信
採用動画の社員インタビュー|仕事の実際が伝わる質問と構成例
社員インタビューで仕事の実際を伝えるための質問と意図、追加質問、避けたい誘導を整理。コピーして使える取材準備シートと、動画の構成・内容確認の方法を紹介します。
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「やりがいは何ですか」「会社の魅力を教えてください」。社員インタビューでよく使う質問ですが、それだけでは「成長できる」「人がよい」といった言葉にまとまることがあります。
候補者が働く姿を想像できるようにするには、その言葉が生まれた出来事を聞いてみることが役立ちます。
1. 撮影前に、誰の疑問に答えるかを決める
未経験で応募する人と、経験者として転職する人では、知りたい内容が異なります。募集する役割と、入社前に理解してほしいことを整理し、その話を具体的にできる社員に取材を依頼します。
社員には、動画の用途、公開する範囲、話すテーマを事前に共有します。正解の文章を暗記してもらうより、取り上げたい経験を思い出してもらう準備が向いています。
2. 出来事をたどる質問を用意する
| テーマ | 候補者に伝えたいこと | 質問例 |
|---|---|---|
| 仕事内容 | 自分が担当する仕事の流れを想像できる | 最近担当した仕事を、始まりから完了まで教えてください |
| やりがい | 何に手応えを感じる仕事か分かる | 手応えを感じた場面で、誰にどんな変化がありましたか |
| チーム | 助けを求める相手や方法が分かる | 困ったとき、誰にどう相談しましたか |
| 成長 | 入社後に任される仕事の変化が分かる | 入社当初と比べ、任される仕事はどう変わりましたか |
| 難しさ | 難しい場面と、向き合い方が分かる | 判断に迷いやすい場面と、向き合い方を教えてください |
| 入社前の理解 | 応募前に確かめたいことを見つけられる | 入社前に知っておくとよかったと思うことはありますか |
- 場面を聞く
- 行動を聞く
- 理由を聞く
- 今の考えを聞く
本文の考え方を整理した説明図です。
答えに合わせて「そのとき何を見て判断しましたか」「具体的には誰と関わりましたか」と掘り下げます。望ましい回答へ誘導せず、その人が経験した範囲を尊重します。
3. 答えを決めつけず、追加質問で具体化する
抽象的な答えが出ても、すぐに言い換えてもらう必要はありません。その言葉の背景にある出来事を一つ聞きます。次は質問の組み立てを説明する架空例であり、実際の社員の発言や取材記録ではありません。
| 答えに出た言葉の例 | 追加で聞くこと | 避けたい誘導の例 |
|---|---|---|
| 相談しやすいです | 最近相談した場面では、誰に、何を、どのように伝えましたか | 上司がいつでも助けてくれる、ということですよね |
| 成長できます | 最初は難しかった仕事で、今は自分でできることは何ですか | 成長が早い会社だと言っていただけますか |
| やりがいがあります | 手応えを感じた最近の一件を、起きた順に教えてください | お客様に感謝されたからうれしかったんですよね |
想定していた話が出ないときも、用意した結論へ寄せないようにします。経験していないことは答えてもらわず、制度の説明が必要なら担当部署へ確認します。撮影前の準備と、本人の言葉を作り込むことは分けて考えます。
4. 撮影前に共有する取材準備シート
次のひな形を文書へコピーし、取材担当者と話す社員で共有できます。このページ上で入力・保存する機能はありません。台本の完成度より、何を確かめて伝える取材なのかをそろえるためのシートです。
| 記入項目 | 自社のメモ |
|---|---|
| 想定する候補者・募集する役割 | ____ |
| 候補者が入社前に知りたいこと | ____ |
| 今回の取材で伝えたい一つのテーマ | ____ |
| テーマにつながる実際の出来事 | ____ |
| 最初の質問と、追加で確認したいこと | ____ |
| 話せない情報・映してはいけないもの | ____ |
| 公開する場所・用途と、本人への確認方法 | ____ |
| 制度・業務内容を確認する担当者 | ____ |
出来事が浮かばない場合は、別のテーマや話せる社員を検討します。個人の経験を「会社全体の約束」にしないことも、確認項目に残しておきます。理念や抽象的な言葉の具体化には、採用メッセージを具体化する方法も参考になります。
5. 一人の経験が伝わる順番に編集する
構成例は「担当する仕事 → 具体的な経験 → 難しさと工夫 → 周囲との関わり → これから取り組みたいこと」です。すべてのテーマを同じ長さで使う必要はありません。候補者に伝えたい一つの内容が分かる構成に絞ります。
話に対応する仕事風景や手元を撮影すると、専門用語だけでは想像しにくい場面を補えます。実際と異なる仕事の映像を組み合わせないことも大切です。
6. 自然さと正確さを両立させる
編集では、発言を短くしても意味が変わらないかを確認します。個人の経験を、全社員に共通する制度や働き方として表現しないようにします。本人の確認に加え、制度や業務内容に誤りがないかも確認します。
採用動画で残したいのは、その人の声を通じて見える仕事の姿です。Nicoは、採用したい人物像と伝える内容の整理から、取材・撮影・編集まで支援します。
